「大ベルセルク展 〜三浦建太郎 画業 32 年の軌跡〜」圧倒される展示に大興奮!!見学レポート!

ソクマガ子
ソクマガ子

2021年9月10日から9月23日まで開催の「大ベルセルク展 〜三浦建太郎 画業 32 年の軌跡〜」にちょっぴり早めにソクマガ子が見学させていただきました!
初の作品・作家単独での原画展という事で圧倒的な迫力、クオリティの展示会でした!

破壊力抜群の濃厚な展示会の様子をご堪能ください!!

【イベント概要】
「大ベルセルク展〜三浦建太郎 画業32年の軌跡〜」では、世界に誇るダークファンタジーコミック『ベルセルク』の壮大な世界観を、300点を超える膨大な原画展示とともに「巨大ゾッド像」や「蝕の間」などのハイクオリティな造形物でリアルに体感いただけます。今年5月に逝去された三浦建太郎先生に最大の敬意と感謝を表し、『ベルセルク』を中心にその画業の軌跡を振り返る展示となります。
本展は、当初今年1月に開催を予定していた「大ベルセルク展」がコロナ禍で延期となり新しいタイトル・会期で行うものです。

1989年より白泉社アニマルハウス(現:ヤングアニマル)で連載がスタートした『ベルセルク』。
剣と魔法、魔物が存在するファンタジー世界を舞台に、ガッツの壮絶な生き様を描き、
全世界累計5000万部(紙+電子)を記録する、まさにダークファンタジーの巨塔と言うべき作品です。

今回、初の単独での原画展という事で多くのファンが待ち望んでいた「大ベルセルク展」は、まさにベルセルクの世界を”濃密な展示”により体感できる超高品質な展示会となっておりました!
展示のほか超豪華な特別グッズ販売もあり、盛りだくさんで最初から最後まで濃密な体験が待っています。
音声ガイドもありますので、ぜひ合わせて楽しみたい構成となっております。
出迎えるのは大迫力の”ドラゴンころし”
キャスカなど魅力的なキャラクターたちも名シーンと共に登場!
ベルセルクは、圧巻の作画・魅力溢れるキャラクターたちのドラマはもちろんですが、なにより作りこまれたその世界観もまた魅力のひとつ。
本展示ではエントランスから出口まで、豊富な原画はもちろんのこと大型の立体作品もふんだんに展示されており、その世界観をより体感できる作りになっています。

「年代紀」としてベルセルクの世界を時系列ごとに並べた原画の展示方法は、感慨深く、のめり込むには十分でした。
中でも「鷹の団」や「蝕」などテーマごとに区切られたエリアでは、額縁や壁面など細部までこだわったデザインも含めて「おぉっ」と心の声が聞こえるような作りに。
幅を広くとったゆとりのある展示はひとつひとつに集中できる空間となっており、贅沢な空間でした。
息遣いも聞こえてきそうなほど活きた立体作品の数々も必見!

✔ファン必見の大迫力展示

前述のとおり、息をのむ美麗な原画はもちろんのこと、ファンとしては本展示限定の立体作品の数々も嬉しすぎてテンションがあがるものとなっております。
息遣いも聞こえてくるような“ゴドーの鍛冶場”、精巧に作られた“妖精郷”のジオラマ、現連載に続く“夢の回廊での名シーン”、そしてクラウドファンディングで実現した2mを超える大迫力の“ゾッド像”は必見です。

また、歴代の表紙を一挙に網羅した「COVER ART Collection」では一度は目にしたことのある、三浦先生の美麗アートを見る事ができます。
ベルセルクの歴史の重みを感じさせる、力強い展示となっています。
クラウドファンディングで実現したゾッド像
そのサイズは驚異の…
幅4500×奥行3400×高さ2800!

「大ベルセルク展に巨大ゾッド像を降臨させよう!!」クラウドファンディング:https://greenfunding.jp/lab/projects/3955

また、巨大展示として”蝕”をイメージしたジオラマはエリアひとつをまるごと使用されており、鷹の団が体感した”蝕”の不気味さと狂気を肌で感じられます。このゾクゾク感はたまりませんでした!!
こちらは来場したときのお楽しみになりますが、ぜひ”蝕”を体験してみてください。

✔三浦建太郎先生 画業32年の軌跡をたどる

今回の展示会でのメインテーマとして、トリを飾るのは三浦建太郎先生の画業を振り返るコーナーです。
三浦先生の仕事場の再現をしたセットに加え、原稿の展示や先生の動画インタビューなど貴重な資料が展示されています。
これまで数々の驚きと感動を与え、追随をゆるさない創造力で作品を育て作り上げてきた三浦先生の情熱の一片に触れる事ができたような気がします。
ファンとしても、胸に熱いものがこみあげてきます。
連載より32年、私達の心にどこまでも熱く、感動を届けてくださった三浦先生に最大の敬意と感謝を表します。


✔「大ベルセルク展〜三浦建太郎 画業32年の軌跡〜」開催概要

会期:2021年9月10日(金)~23日(木・祝)
営業時間:10:00~19:00 *最終日17:00閉場
会場:池袋・サンシャインシティ 展示ホールA
〒170-8630 東京都豊島区東池袋3-1-3
サンシャインシティ ワールドインポートマートビル 4F
主催:「大ベルセルク展」実行委員会
協力:WOWOW、フィールズ
展示協力:株式会社謙信(ART OF WAR)、株式会社プライム1スタジオ、株式会社マックスファクトリー

◎入場時のご注意
※本展覧会には一部刺激の強い表現・描写が含まれております。ご了解の上ご来場ください。

大ベルセルク展公式サイト:https://www.dai-berserk-ten.com/



✔『ベルセルク』とは

『ベルセルク』1巻書影 ©三浦建太郎(スタジオ我画)/白泉社
「月刊アニマルハウス」(白泉社)にて1989年に連載開始。その後『ヤングアニマル』に連載の舞台を移した。 重厚なストーリー、魅力あるキャラクター、圧倒的で緻密な作画、そして何者にも追随を許さぬ創造力。読者の心と人生に強い衝撃と感動を与え、日本の読者だけでなく世界の読者をも魅了。海外では、延べ20の国と地域で翻訳されている。 剣と魔法、そして魔物が存在する世界を舞台に主人公・ガッツの壮絶なる生き様を描く、全世界シリーズ累計発行部数5000万部(紙+電子)のダークファンタジーコミック。 1997~1998年にテレビアニメ化、2012~2013年に3部作で劇場アニメ化、2016~2017年に再度テレビアニメ化。 「大ベルセルク展」に際して実施した「大ベルセルク展に巨大ゾッド像を降臨させよう!!」クラウドファンディング(https://greenfunding.jp/lab/projects/3955)は、目標を達成。
©三浦建太郎(スタジオ我画)/白泉社