【1988年生まれホイホイ】平成を感じる懐かしのマンガ 10選

よもや平成レトロなどそんな時代がくるとは…
背筋をひややかにしながら書くが、その背筋を暖めるように懐かしんでもよいかしら?
ということで、平成のはじめから駆け抜けた世代に送る、懐かしのマンガ10選…
やっていきたいと思います。
あなたの"かつて"はあるでしょうか!?

しかし、こうまとめてみると最近リバイバルされたり、まだ派生シリーズが続いていたりと見覚えのあるものも多いと感じますな。
※当コラムはあくまで執筆者の私見と個人的な感想を含みます。

爆走兄弟レッツ&ゴー!!

ミニ四駆第2世代など言われるが、1988年生まれの小学校時代でも男子ほぼ全員がフルカウルミニ四駆を持っていたんです。
アニメも放送する中、おしゃれで派手なボディが男心をくすぐり、組み立てる工作感も夢中になった。
マンガでは少年漫画特有の激熱なバトル展開はもちろん、少し不思議な世界観の話もあり、読み直すと意外な発見があるだろう。
これを気に、読み直してあの頃にもどってみないか?
著:こしたてつひろ

小学生の星馬烈と豪は超元気なミニ四駆大好き兄弟。二人はG.J.C(グレートジャパンカップ)の予選終了後、土屋博士が開発した新しいフルカウルミニ四駆、ソニックセイバーとマグナムセイバーを自分のマシンとして育てあげるという条件で託された。

(C)こした てつひろ / 小学館 

超速スピナー

フルカウルミニ四駆が薄らいだ頃、入れ替わるように登場したハイパーヨーヨーの流行り方は衝撃だった。
おもちゃ好きな少年の間では、瞬く間に当然のアイテムとなり、放課後にはハイパーヨーヨーを買ってもらった英雄のその手が輝いていた。
いまや『焼きたて!!ジャぱん』で知られる橋口たかし先生の作品。
その漫画の読みやすさ、画力とキャラクターのかっこよさにあっと言う間に夢中に…
少年漫画好きで、まだ読んでないならこの伝説のハイパーヨーヨーまんがは読むべき!
著:橋口たかし

堂本瞬一(どうもとしゅんいち)は運動神経抜群の小学五年生。天才スピナーの北条院(ほうじょういん)に負け、ヨーヨーの奥深さを知った瞬一……。ハイパーヨーヨーまんがの決定版!!

(C)橋口たかし / 小学館 

地獄先生ぬ~べ~

あらゆるものを無に帰す力を宿した「鬼の手」に憧れた。
怪談や幽霊、妖怪をモチーフにした敵とそれらに対抗する能力を持つ霊能力教師「ぬ~べ~」という設定は、お決まりながらも丁寧なストーリー作りに夢中になった記憶がある。
やっぱり、決め手のお決まりというのは安心できるし格好良いものだった。
アニメが放送されるとより一層人気は広まり、「平成といえば」を代表する作品のひとつだ。
原作:真倉翔 / 漫画:岡野剛

この世には目に見えない闇の住人達が、時として牙をむいて君達を襲ってくる…。だが、そんな奴らから君達を守る正義の使者がいる。あらゆるものを無に帰す力を宿した「鬼の手」を持つ鵺野鳴介は、子供達から「ぬ~べ~」と呼ばれて親しまれる日本で唯一の霊能力教師。普段は頼りないが、子供達を悪霊から守るために命を懸けて戦う!!

(C)真倉翔・岡野剛/集英社 

遊☆戯☆王

いまや世界で愛される『遊☆戯☆王』は、ご存じのとおりカードゲームが有名。
ですが、もともとは様々なゲームで勝負をする内容で、カードゲームはその中のひとつだった。
命をかけた闇のゲームで白黒つけるダークヒーローの側面もあり、ひりつく内容が少年の心をくすぐった。
カードゲームが発売すると、公園でもどこでもカードバトルをする光景を目にした。
実は読んでない…なら、ぜひその歴史をたどってみてはいかがだろうか!
著:高橋和希

今世紀初頭の発見以来、誰も完成させる事ができなかった『千年パズル』。いじめられっ子の遊戯がそれを解いた時、もう一つの人格が現れ、少年はゲームの達人となった。世にはびこる悪を裁く『闇のゲーム』が今、始まる!

(C)高橋和希/集英社 

王ドロボウJING

月刊児童漫画雑誌コミックボンボンで連載されたお宝をめぐる冒険ファンタジー。
当時の中でも少年誌も驚く画力と洗練された世界観は刺激たっぷり。
アニメのような画作りと、かっこいいキャラクターの活躍はいまも忘れられない。
外連味あふれるアクションに、ハイコントラストな雰囲気と、アメコミのようなコミック表現は例話の時代でも新鮮に見えるだろう。
知らなきゃ一度は読んでみるべし!
著:熊倉裕一

世界中から、とあるお宝を目指して全ドロボウが押し寄せる「ドロボウの都」、いまその街に王ドロボウが現れる!果たしてそのお宝の正体は?

(C)熊倉裕一/講談社 

ヒカルの碁

後作のデスノートで有名な、小畑健×ほったゆみの名作。
ゲームにあけくれた少年たちに、囲碁の奥深い世界を伝え影響を与えた大人気作だ。
この漫画を読んで、囲碁将棋クラブに入った少年は少なからず居ただろう。
小畑健先生の描く魅力的なキャラクターとクオリティにうなりをあげ、ジャンプを発売日に急いで買いに走った。
子供も大人も、少年も少女もこの作品に夢中になった。
原作:ほったゆみ / 漫画:小畑健

ある日小6のヒカルは蔵で古い碁盤を見つける。その瞬間、碁盤に宿っていた平安の天才棋士・藤原佐為の霊がヒカルの意識の中に入り込んだ。佐為の囲碁に対する一途な想いが、徐々にヒカルを囲碁の世界へと導いていく…。

(C)ほったゆみ・小畑健/集英社 

鋼の錬金術師

『平成の漫画』と聞くと多くの人がこの作品が思い浮かぶファンも少なくないだろう。
荒川弘先生の描く、ファンタジー作品。
ファンタジーになじみのなかった子供たちにも、錬金術というワードを当たり前に浸透させたといっても過言ではないだろうか。
コミカルで愉快な会話劇も楽しいが、その反面シビアな切り口で進行するストーリーは読む手をとめられなくなる。
世界の理不尽や、自らが犯した罪に向き合いながら生きるキャラクターたちの姿はいつまでも心に刻まれるだろう。
著:荒川弘

兄・エドワード・エルリック、弟・アルフォンス。2人の若き天才錬金術師は、幼いころ、病気で失った母を甦らせるため禁断の人体錬成を試みる。しかしその代償はあまりにも高すぎた…。錬成は失敗、エドワードはみずからの左足と、ただ一人の肉親・アルフォンスを失ってしまう。かけがえのない弟をこの世に呼び戻すため、エドワードは自身の右腕を代価とすることで、弟の魂を錬成し、鎧に定着させることに成功。そして兄弟は、すべてを取り戻すための長い旅に出る…。

(C)Hiromu Arakawa/SQUARE ENIX 

犬夜叉

『うる星やつら』『らんま1/2』でおなじみの高橋留美子先生の冒険漫画。
アクションやシリアスな展開を主軸としており、少年向けの冒険漫画として大人気となった作品。
高橋留美子先生らしいロマンスの部分も丁寧に描かれ、キャラクターたちの関係性や運命にハラハラやドキドキを期待した。
アニメが放送されるとますます人気に、いまでも熱烈なファンや、アニメから派生した続編の『半妖の夜叉姫』が制作されるなどいまでも語られる作品だ。
全56巻と超大作だが、読めば読むほど沼にハマること間違いなし!
高橋留美子先生の作品が、新アニメでリバイバルしているこの令和にこそ読んでもらいたい!
著:高橋留美子

中学3年生の女の子・日暮かごめは、ある日突然、戦国時代にタイムスリップ。
50年前、巫女・桔梗に封印された半妖の少年・犬夜叉と出会う。
かごめの体内から出てきた、あらゆる野望が叶うという妖力を持つ「四魂の玉」。
その玉が、悪しき妖怪との戦いで砕け散ってしまった。
犬夜叉とかごめは、四魂の玉のかけらを集める旅に出ることに。

(C)高橋留美子 / 小学館 

カードキャプターさくら

CLAMPのいわずと知れた代表作。
魔術師クロウ・リードが創った魔力を持つ『クロウカード』と、それをめぐる木之本桜の物語。
特徴的ともいえるのは、登場人物たちによる恋愛模様。
名シーンと呼ばれる場面はかなり多く、どのストーリーも非常にロマンチックで尊いものだった。
1998年4月にアニメが放送されると男女問わず、見ていた子供たちは多かった。
魔法少女ものではあるが、ときに切なく、大人の心をも打つようなストーリーで非常にクオリティが高かった。
そして、2024年4月には漫画『カードキャプターさくら クリアカード編』最終巻が発売されたばかり。
平成から現在に至るまで、永く愛され、築かれ続けてきた作品だ。
著:CLAMP

魔術師クロウ・リードが創った魔力を持つ『クロウカード』。その封印が解かれたとき、この世に災いがおとずれるという……。ある日『封印の獣』ケルベロスを目覚めさせた木之本桜(きのもとさくら)は、実体化した『クロウカード』を捕獲せよと命じられる。カードを封じ込めるたび、さくらの魔力も強くなり……。

(C)CLAMP 

フルーツバスケット

テントで暮らす女子高生・透が、家事の腕を買われ草摩由希の家で暮らす事に…
動物憑きの奇妙な体質を持つ草摩家の面々との交流を中心に描く、『花とゆめ』で1998年16号から2006年24号まで連載されたホームコメディ作品。
十二支をモチーフとしたキャラ設定と、透をめぐる恋模様が面白く、ときに胸キュン、ときに切なく、これぞまさに少女漫画といった平成を代表するような作品。
アニメも2001年に放送、絶大な人気をもって長く続編を望まれていた。
そして2019年に新作としてスタッフ・キャストは一新され、内容も本編の最後までアニメ化した。
多くの女性たちに支持を受ける少女作品だ。
著:高屋奈月

テントで暮らす女子高生・透(とおる)。家事の腕を買われ草摩由希(そうまゆき)の家で暮らすことに。だが、草摩家には異性にふれると動物に変身してしまうという秘密が―。

(C)高屋奈月/白泉社