じっくり読みたい完結作!ゆっくり近づく二人の気持ち…複雑な、思春期に渦巻く想いに悶絶せよ『富士山さんは思春期』に夢中になる理由!

いくら読んでも疲れない、むしろ癒されているのでは…?

凸凹青春ラブコメ!!ゆっくり縮まる二人の距離に注目…!
“尊い”がいっぱい詰まった思春期の物語『富士山さんは思春期』に悶絶。
最後まで見届けるべき完結作!
時には笑顔で返す富士山さんの魅力が爆発!
低身長がコンプレックスの上場(カンバ)は高身長の幼馴染・富士山さんと付き合うことに―――
凸凹コンビのこの二人、幼馴染でも知らない顔や知らない事が付き合ってみてはじめてわかるようになる
そんな甘酸っぱい体験を、物語を描いています。

学校ではメモのやり取り、放課後こっそり集まって過ごす二人の時間。
秘密の恋人関係…でもちょっと言っちゃいたいっていう気持ち!
からかい合いながらも、少しずつだけど距離が縮まっていく二人を見ているとほっこり。
特に富士山さんの優しさとオトナさに胸キュン…!
時にはそのコンプレックスを笑顔に変える彼女の”大人”な部分には、憧れのような想いもあり…

複雑な思春期に渦巻く想いに悶絶せよ!

✔青春の1ページ

繊細な描写に、ドキドキが止まらない…
どのコマを切り取っても、青春の1ページが広がっている…そんな作品です。
はじめて手をつなぐときの気恥しさやドキドキした感じ、熱気まで伝わってきて…
学校生活での友達との会話や男子達の騒がしい様子などちょっとノスタルジックな気分に。
日常があるから二人の時間は特別に感じられ、読んでいるこちらもいつのまにか没入。
夏のお祭りの明かりや合宿の夜の静けさと学生たちの賑やかさ…忘れていたモノを思い出させてくれるような高揚感
読み終わったあとも余韻にひたって、風に当たりたい…
これは”ととのった”といってもいい体験ではないでしょうか。

時間を忘れて読んでしまいますね。

✔上場という”男の子”

上場の男の子心に共感!かわいいな!
中学生という思春期まっさかりな部分に注目した本作では、富士山さんの魅力はもちろんですが…
やはり主人公・上場という”男の子”の存在が特に光っていますね。
特有のスケベな部分もありつつ、
それでもピュアに、かっこよくありたい、好きな人に並んでも恥ずかしくないようありたいという、気持ちがあふれ出ているのを見逃せません。
等身大の男の子、そしてその視点から描かれる事も多い富士山さんの魅力は、相乗効果でさらに増大。
子供ながらのエモーショナルな一幕もあり共感させられます。

コンプレックスは低身長。だけど、物語が進むにつれて成長する上場の男らしさも出てきます。
読み終える頃には、その成長物語を経て「大人になるんだなぁ」としみじみ。
もっともっと二人の物語を読みたい…!!
そんな作品になっていました。

最終巻までイッキ読みも良し、じっくり少しずつ読むも良し。
みんなにおすすめしていきたい青春マンガです。

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