
TAC株式会社は、TAC株式会社 出版事業部(TAC出版)は『KEITAMARUYAMA ANTHOLOGY』の発売を発表した。 KEITAMARUYAMAブランド創立30周年を記念した、11名の人気少女漫画作家と小説家による「KEITAMARUYAMA」オマージュの描き下ろし漫画アンソロジー。 1990年代の東京ファッションシーンから人気アーティストの衣装製作、デザイナー・丸山敬太氏の少年のころの小さな恋の物語など、KEITAMARUYAMAと丸山氏を取り巻くあれこれにファンタジーを織り交ぜて制作している。 書き下ろし漫画だけではなく、丸山氏が選ぶ少女漫画100選、丸山氏の敬愛する一条ゆかり作『デザイナー』を名場面とともに語る企画なども収載する豪華な内容。KEITAMARUYAMAテキスタイル柄の豪華装丁となっている。 少女漫画ファンも必見のアイテムとなりそうだ。
はじめに
少女漫画と僕
小さな頃から、ずぅ──っと「少女漫画」が好きです。
一晩中、パリのアパルトマンの壁にデザイン画を描きまくったり、バレエの初日にアキレス腱を切ったり、トンネルの向こうに届くような発声練習したり、コンクールのヘアモデルがモナコの王女様だったり、「はい」と「いいえ」で何時間も舞台稽古をしたと思えば舞台荒らしと呼ばれたり、ライバルはいつも縦ロール率が高かったり。 フランス革命や、ロシア帝国や、なんだか聞いたこともない知らない時代の草原を馬で駆け抜けてみたり、うっかり、悪態ついた相手が転校生だったり、美大生になってせつない恋をしたり、偶然にも電車で隣に座った同じ名前の『NANA』と、そのあと偶然、アパートの内見でばったり会って一緒に暮らすことになったり、フィギュアスケーターにもピアニストにも聖徳太子にも物の怪にも男装の麗人にも…落語も将棋も…。
本当に知りたいことも、人生において大事なことも、青春も友情も、根性も、もちろん恋愛も、全部少女漫画の中にあった気がします。 夢も希望も、もちろん、苦しみも、打ちひしがれるような痛みも…それこそ何百、何千とある物語の中で出会ってきました。 自分の部屋の小さなスペースから広がる華やかな世界。その時間は宝物でした。
大人になって僕はファッションデザイナーになりました。 そして、ブランドを立ち上げて30年が経ちました。毎シーズン、コレクションを創る時に、僕もたくさんの物語を考えてきました。 フリルもリボンも、ドレスの衣擦れの音も闘う為の男装も翻るスカートの裾も、鮮やかな花のプリントも。 いつでも花を背負って、心に『想い』を持って自分と闘い、瞳には煌めく星を‼ KEITAMARUYAMA の一部は少女漫画で出来ています。きっと。30 周年にこんな素敵な本が創れたことを心より感謝しています。
因みにまだ、スケッチブックを盗まれたことはありません(笑)。
ファッションデザイナー 丸山敬太
『KEITAMARUYAMA ANTHOLOGY』

編著者:一条ゆかり・羽海野チカ・雲田はるこ・くらもちふさこ・桜沢エリカ・嶽本野ばら・ひうらさとる・東村アキコ・松田奈緒子・矢沢あい・やまだないと(50音順) 定価:7,480円(10%税込) 判型:B5 ページ数:272 ISBN:978-4-300-11671-5 ★数量限定! 丸山氏サイン本★ https://www.amazon.co.jp/dp/4300118558 ★通常版★ https://www.amazon.co.jp/dp/4300116717
PR TIMES 企業プレスリリース詳細へ 【丸山敬太×少女漫画】『KEITAMARUYAMA ANTHOLOGY』刊行TAC株式会社のプレスリリース(2025年4月25日 17時00分)【丸山敬太×少女漫画】『KEITAMARUYAMA ANTHOLOGY』刊行